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YoUSO-008
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残酷な天使の は 魂のルフラン を聞いてて思いついたんだけど。
だけど気づいたら 残酷な天使の になっていた。
ので。
残酷な天使のテーゼな感じで 魂の。

これも一応ビューティフルワールド。

魂の




ふと目が覚めると、隣で寝ているシンジが魘されている。
カヲルはそっと近寄って顔を覗き込む。
「シンジ君?」
呼びかけると、ぱっとシンジの目が開いた。
「…れ?」
状況を理解していないのか、シンジはぼーっとカヲルの顔を眺めてきた。
「どうしたの、シンジ君」
「君、渚…?」
「うん。僕は渚カヲル。そして君は」
「…」
シンジはこくりと頷いた。
「でも、君は僕の知ってるシンジ君じゃないね」
「みたい、だね…」
シンジはゆっくり起き上がって辺りをキョロキョロ見回した。
「ねえ、たまに夢で見るんだけどさ、二人ともすごい仲いいよね。こっちの渚もやっぱり僕とデキてるの?」
「ん?シンジ君も僕も清らかだよ」
気絶したのを運んだことはあるけど、意識のある間は手すら握ったことない。
「ふーん…」
初めての会話にしては当たり障りありすぎる内容だが、どうせ二人はある意味では良く知った仲だ。
「でも、変態だろ?」
「そうかもね」
カヲルは笑った。
あっちの自分も変態扱いなんだ、と。
「あーあ、でもこっちの僕はいいなあ…このままこっちの僕になりたいな…」
シンジはうらやましげに目を細める。
だからカヲルは尋ねる。
「君は強く願った?」
少し、シンジは沈黙して。
「別に…」
「でも、願ってる。大切なものを、失いたくないって」
「まあ、あれが大切なものだとしたら、そうかもね」
あれ、とはまた酷い言い様だなとカヲルは思ったけど口にはしなかった。
「このまま…日々が続けばいいのにって思う」
その握り締められた拳は小刻みに震えていて。
「だから…いろんな可能性をかけて、いろんな渚と僕を見てきたけど…」
そして、緩やかに頭を振って。
「結末は全部同じだった」
強い口調で言い切った。
「どの世界でも、僕が君に殺されるのは運命みたいなものだよ」
対するカヲルもそれを否定せず。
「…そうみたいだね」
シンジは何かしらあきらめたのかはたまた覚悟したのか、再び布団の上に寝転がる。
少しの沈黙。
「ねえ、大切にしてあげてよ」
シンジが呟いた。
カヲルには背中を見せているから、シンジがどんな顔をしているかは見えない。
「うん。言われなくても大切にしてるけど?」
「そんな気がした。あ、ちなみに、君の大切なシンジ君は今頃僕の渚の下で喘いでるから」
「え!?なにそれ!!聞いてないよそんなこと!!!」
シンジに事情を聞くために慌てて馬乗りになったカヲルだったが時既に遅く。
面倒なことになる前に元居た世界へと戻っていったのか、すーすーと静かな寝息が聞こえてきていた。
「まだこの世界も捨てたものじゃないと思うけどね…」
そう呟いて覗き込んだその頬には一筋の涙の跡。
カヲルはその頬をやさしく撫でる。
「なにしろ僕は、シンジ君を一人にしないって約束したんだから」

このあと、シンジが…悪夢?…から目覚めるのは、もう少し後の話。


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悟史君と圭一君とカヲル君とシンジ君にメロメロだ。
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